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執筆者の写真スタッフB

若者のヘッドホン・イヤホン難聴

更新日:1月31日

この頃、若い患者様の聴力低下が気になり調べたところ、ヘッドホンやイヤホンで、大音量で長時間音楽を聴くことにより起こる「ヘッドホン・イヤホン難聴」が多発しており、世界保健機関(WHO)も警鐘を鳴らしていました。プレスリリースにはスマートフォンやオーディオ機器を使い大音量で音楽を聴く時間が増えた若者に、難聴のリスクが伴うことが発表されています。


ヘッドホン・イヤホン難聴は、じわじわと進行し、少しずつ両方の耳の聞こえが悪くなっていくため、初期には難聴を自覚しにくいことが特徴です。他の症状として、耳閉感(耳が詰まった感じ)や耳鳴りを伴う場合があります。重症化すると聴力の回復が難しいため、そのような耳の違和感に気づいたら早めに受診しましょう。


原因

音は耳の中に空気の振動として伝わり、蝸牛(かぎゅう)というかたつむりのような形をした器官に入ります。その内部にある有毛細胞が音を電気信号に変えて脳に伝え、音として認識しています。

音の大きさや聞いている時間により有毛細胞を損傷してしまい聴力が低下します。一度傷つけてしまうと再生することがなく聴力が戻らないことがあります。音量と長時間の使用は注意しましょう。


対策

・音量を下げる。(外の音が聞こえる程度)

・1時間使ったら、5分程度、耳を休ませる

・長時間使用しない。1日1時間程度が理想

・ノイズキャンセラーや遮音性の高いヘッドフォンやイヤホンを使用し、音量を下げる。


ヘッドホン・イヤホン難聴の予防促進サイト






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